コンテンツについて ■ページ
タイトル、テキスト、画像や動画など(オブジェクト)を含み、プレゼンテーションにおいて1画面に表示される単位のことです。ReKOSでのプレゼンテーションとは、スライドをめくっていくように用意したページを順番に表示していくことです。またReKOSのコンテンツは、フォルダによって整理されたたくさんのページが集まったものと考えることができます。ユーザーはページを並べ替えたり、ページの内容を編集したり、テンプレートに従って新たなページを作成したりすることが出来ます。ReKOSのページはHTML形式で表現されており、実際には1つのHTMLファイルを意味します。
※ SCORMの用語では「SCO」に相当します。 ■オブジェクト
ページ内に表示される画像や動画、インタラクティブメディアのことです。ひとつのページ内には、複数のオブジェクトが含まれる場合もあれば、タイトルだけのページでオブジェクトが含まれない場合もあります。実際には、ページのHTMLファイルから参照されている外部ファイルを意味します。
※ SCORMの用語では「アセット」に相当します。 ■フォルダ
複数のページや他のフォルダを含むことのできる入れ物です。パソコンで扱っているファイルシステムに対応させて考えると、「ページ」が「ファイル」、「フォルダ」が「フォルダ」や「ディレクトリ」に対応します。ReKOSの「フォルダ」は、中のページやフォルダの並び順についての情報も持っており、プレゼンテーションで表示する順番に並べて整理しておくことができます。フォルダの中にさらに階層化してフォルダを作成することもできます。
※ SCORMの用語では「ブロック」や「コンテンツアグリゲーション」に相当します。 ■パッケージ
ReKOSからファイルとして書き出したり、ファイルからReKOSに読み込む単位です。
※ SCORMの用語では「コンテンツアグリゲーション」に相当します。 ■パッケージフォルダ
複数のパッケージや他のパッケージフォルダを含むことのできる入れ物です。ReKOS用に開発された専用サーバーでは、コンテンツをパッケージフォルダで分類して、整理しておくことができます。
パッケージフォルダの中にさらに階層化してパッケージフォルダを作成することもできます。パッケージフォルダには、パーミッション(権限)の設定があり、パッケージフォルダを作成したユーザー自身、グループ、その他のユーザーがどのような利用をすることができるのかをパッケージフォルダごとに設定することができます。 ■プレゼンテーション
ReKOSでは、フォルダに含まれるページを順番に表示していくことでプレゼンテーションを行います。フォルダ内部には並び順の情報があり、これがプレゼンテーションの表示順になります。フォルダ内にフォルダが入れ子になっている(階層化している)と、入れ子フォルダ内のページは再生されません。 ■LOM情報
LOMは、LearningObjectMetadataの略でありIEEELTSC(電気・電子技術者協会 教育・学習技術委員会)やIMSの規格として定められています。LOMは、その名の通り学習資源をオブジェクトとしてとらえ、そのオブジェクトに対するメタデータの付与の方法を定めた規格です。ReKOSで扱うページやオブジェクトには、それぞれの名前や内容についての説明、作成者などの情報を含むLOM情報が付加されています。これによって、コンテンツの数が非常に多くなってきても、LOM情報に登録された内容やキーワードから目的のページやオブジェクトを検索することができます。またコンテンツの編集を行った後も、オリジナルのコンテンツの作成者やその後の変更を加えた編集者の情報が保持されることで、常に著作権情報も維持されるようになっています。LOM情報は、オブジェクト、ページ、フォルダ単位で設定することができます。コンテンツの再利用性を高めるためにも、きちんとLOM情報を入力することをお薦めします。 ■ライブラリ
ReKOSでは、既製品として提供されたコンテンツと、自分で作成したり編集したコンテンツを置いておく場所をはっきりと分けています。既製品や外部から読み込まれたコンテンツを置いておく場所をライブラリと呼びます。この中に置かれたコンテンツは、自由に利用することができますが、フォルダやページの編集を行うことができません。これは、既に出来上がったコンテンツを利用している際に、間違って内容を書き換えたり削除してしまったりすることを避けるためです。
ライブラリへのコンテンツの読み込み・削除はパッケージ単位で行われます。ユーザーが自分で作成したコンテンツについても、パッケージとして書き出してからライブラリに読み込むことにより、ライブラリに登録することができます。 ■ワークスペース
ReKOSでは、既製品として提供されたコンテンツと、自分で作成したり編集したコンテンツを置いておく場所をはっきりと分けています。自分で作成や編集を行ったページやフォルダを置いておく場所をワークスペースと呼びます。既製品のコンテンツを一部編集して利用したい場合は、ライブラリからコンテンツの必要な部分をワークスペースに持ってきて(コピーして)、その上で編集を行います。ワークスペース内のコンテンツもプレゼンテーションに利用できます。また自分で作成・編集を行ったコンテンツをReKOSから書き出して他のReKOSユーザーに配布したり、それをライブラリに読み込んで利用することもできます。 ■サーバー
複数のユーザーでコンテンツを共同利用するためには、ネットワークで接続されたコンピューターにコンテンツを保管しておき、必要に応じて取り出せるようにしておくと便利です。そのような目的で用意された共有コンピューターをサーバーと呼びます。ReKOSでは、ライブラリに登録されたコンテンツと同様の操作で、サーバーにあるコンテンツをダウンロードして利用することができます。また、自分で作成したコンテンツを、サーバーにアップロードして保管しておくことができます。ReKOSで利用できるサーバーは、ReKOS用に開発された専用サーバーです。 データについて ■コンテンツパッケージ
コンテンツのデータをパッケージごとに書き出したファイルをコンテンツパッケージと呼びます。コンテンツパッケージの形式は、ReKOS1.4以降で書き出したファイル形式[.rpk]とReKOS1.3以前で書き出したフォルダ形式の2つがあります。 ■ライブラリフォルダ
ライブラリのコンテンツのデータを格納しているフォルダを「ライブラリフォルダ」と呼びます。初期設定では、ReKOSプログラムフォルダ(インストールしたフォルダ、初期設定ではC:\Program
Files\ReKOS)内の「library」フォルダがライブラリフォルダです。ライブラリにコンテンツパッケージを読み込むと、この中にデータが読み込まれます。ReKOSでは、複数のライブラリフォルダを作成して参照することができます。Cドライブ、Dドライブなどの内臓ドライブだけでなく、外付けHDD、CD-ROM、フロッピーディスク、フラッシュメモリなどの外付けドライブ内にもライブラリフォルダを作成することができます。 ■ワークスペースフォルダ
ワークスペースのコンテンツのデータを格納しているフォルダを「ワークスペースフォルダ」と呼びます。初期設定では、ReKOSプログラムフォルダ(インストールしたフォルダ、初期設定ではC:\Program
Files\ReKOS)内にある「workspace」フォルダがワークスペースフォルダです。ワークスペースフォルダは、ReKOSプログラムフォルダ以外の場所に置くことができます。ReKOSで参照できるワークスペースフォルダは1つだけです。
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