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はじめに
ReKOSの機能と特徴

ReKOSは、教師や研究者が授業や発表を行うときや、それらの準備をする際に便利な機能を備えたソフトウエアです。利用者独自の授業案やシナリオに沿ったプレゼンテーションをすることができるよう、使いたいコンテンツを自由に組み合わせたり、既存のコンテンツの内容を編集することができる機能を備えています。

ReKOSのコンテンツはページ単位で独立しているので、ページを自由に組み合わせたり並べ替えることで、自分の思い通りの順番にプレゼンテーションを行うことができます。ReKOSで作成するページはシンプルなレイアウトのテンプレートで統一されているため、どのようにページを組み合わせたとしても全く違和感がありません。利用者はコンテンツの種類によらず、同様の画面レイアウト、インターフェイスで活用することができます。また、ページのレイアウトや内容を変更することもできるので、授業や発表内容などにあわせて、何度でも再編集して利用することができます。

ReKOSは、自分で撮影したデジタルカメラの画像やデジタルビデオカメラの映像などの素材から簡単にコンテンツを作成することができます。 静止画や動画だけでなく、Flash®やShockwave®などのインタラクティブメディアやHTMLページ、PDF、Word、Excel®、PowerPoint®など、様々なメディア素材が利用できます。

ReKOSのサーバー機能はコンテンツを保存・配布・共有するのに大変便利です。この機能を利用すれば、サーバーに登録された豊富なコンテンツの中から使いたいコンテンツをダウンロードしたり、自作コンテンツをサーバーにアップロードして他の利用者と共有したりすることが簡単にできます。

ReKOSで利用できるサーバーは、専用に開発されたReKOSサーバーです。サーバーについては下記サイトをご覧下さい。
http://www.rekos.jp/server/

ReKOSは、コンテンツの書き出し・読み込み機能も備えています。作成したコンテンツをReKOSパッケージファイルにまとめて書き出すことで、他のReKOS利用者へコンテンツを配布することができます。また、HTMLに書き出せば、ReKOS利用者以外に配布したり、ウェブサイトでそのまま公開することもできます。LMS用に書き出せば、ReKOSコンテンツをLMS環境でも利用可能です。

コンテンツには様々なデジタルデータを添付することができます。学習指導案やコンテンツに関連する参考資料など、コンピュータで扱えるファイルなら、コンテンツに添付して一緒に管理することが可能です。コンテンツの内容に関する詳細資料を添付することで、他の利用者が作成したコンテンツでも、添付資料からその内容を把握でき、さらに有効活用することができます。

コンテンツには、検索用のキーワードや学習指導要領の分類体系などをLOM情報として付与できます。ReKOSの検索機能を使えば、このLOM情報を元に、たくさんのコンテンツの中から目的のコンテンツを探し出すことが可能です。その他にも、利用規約などの権利情報、制作者情報など、様々なLOM情報を付与することができます。

ReKOSは、積極的に既存の規格を採用することで他システムとの親和性を高めることに力を注いでいます。ReKOSのコンテンツ仕様は、国際標準規格のSCORM1.2及びIMSLOM1.0に準拠しています。このため、同規格に対応した他のツールとの互換性がとれ、また将来にわたって再利用が可能であると考えられます。

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