ReKOSは、積極的に既存の規格を採用することで他システムとの親和性を高めることに力を注いでいます。ReKOSのコンテンツ仕様は、国際標準規格のSCORM1.2及びIMSLOM1.0に準拠しています。このため、同規格に対応した他のツールとの互換性がとれ、また将来にわたって再利用が可能であると考えられます。
SCORMは、Sharable Content Object Reference Model
の略で、WBT(Web Based Training)コンテンツの標準規格として、AICCで開発されたCMI規格、および、IMSで開発されたLOM規格をベースに、ADL(Advanced
Distributed Learning) が改良を続けている規格です。
LOMは、Learning Object Metadataの略で、IEEE LTSC(電気・電子技術者協会 教育・学習技術委員会)やIMSの規格として定められています。LOMは、その名の通り学習資源をオブジェクトとしてとらえ、そのオブジェクトに対するメタデータの付与の方法を定めた規格です。具体的にLOMはメタデータのインスタンスの構造を定義する概念データスキーマといえます。LOMの目的は、膨大な知識や学習資源の中から必要とするものを容易に検索、獲得、評価し、且つ効率的に再利用することが可能なデータを提供することにあります。そのためには学習資源に必要なデータを統一的に収集及び提供することが必要となっており、LOMを活用したシステムの効率的な運用が待たれています。 |